【2026年9月版】山形サイバー防災レポート:巧妙化する「ニセ警察」とSNSに潜む振込の罠
こんにちは。テクノガイドヤマガタの小出です。 秋風が心地よい季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。温かいお茶でも飲みながら、少しだけ「情報の戸締まり」についてお付き合いください。 毎月お届けしている山形県警発表のサイバー犯罪・特殊詐欺レポート。2026年9月は、TikTokやLINEといった身近なSNSを起点とした詐欺や、自動音声・ビデオ通話を悪用した「劇場型」のニセ警察詐欺など、テクノロジーを悪用した巧妙な手口が目立ちました。 経営者や現場のリーダーの皆様にとって、従業員やご家族をこういった被害から守ることも重要な役割です。手口を知っておけば、いざという時に冷静に対処できます。今回も、専門用語を使わずに分かりやすく解説していきますね。 手口1:SNSから忍び寄る罠(投資・架空請求) 「詐欺に騙されるのはお年寄りだけ」というのは、もはや昔の話です。9月は、10代や20代の若い世代がSNSをきっかけに多額の被害に遭うケースが報告されました。 SNS型投資詐欺(被害額:239万円) 20代男性がX(旧Twitter)で投資アカウントをフォローし、LINEでやり取りを開始。ニセの投資サイトに登録させられ、画面上で利益が出ているように見せかけられて、次々と送金してしまった事例です。 架空料金請求詐欺(被害額:約50万円) 10代女性がTikTokで見つけた「着物を無料で譲る」という投稿からLINEへ誘導されました。「実在する運送会社」を名乗るサイトで 「実名認証」 や 「模擬振込」 というもっともらしい言葉を使われ、指定口座に振り込まされる手口です。 どちらも「SNSからLINEへ誘導する」というパターンが共通しています。顔の見えない相手とのやり取りで「お金」「振込」という言葉が出たら、まずは立ち止まる勇気が必要です。 手口2:劇場型に進化する「ニセ警察詐欺」 さらに恐ろしいのが、警察官や検事を名乗る詐欺です。今月は特に悪質な手口が2件確認されました。 ビデオ通話で監視される恐怖(被害額:約2,000万円) 自動音声の電話から始まり、「あなたの口座が犯罪に使われている」とニセ警察官から脅されます。さらに「逮捕を免れるための保釈金」を要求され、連日 ビデオ通話で行動を監視 さ...