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【2026年4月版】Windows Update配信:山形の企業を狙う脅威と「Win10放置」の罠

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山形の皆様、新年度のバタバタも少し落ち着いてきた頃でしょうか。IT経営参謀ことテクノガイドヤマガタです。 今月もマイクロソフトからWindows Update(月に一度の防犯点検)が配信されました。 結論から申し上げますと、 今月のアップデートは「後回し厳禁」の非常に危険な内容 が含まれています。 すでに「泥棒」は町内に潜んでいます 今月の更新では、160件を超える弱点(脆弱性)の修正が行われました。中には「更新プログラムが配信される前から、すでに悪用されている手口」も含まれています。 例えるなら、「お店の裏口の鍵の壊し方が泥棒の間で出回っており、すでに被害が出始めている状態」です。早急に新しい鍵(アップデート)を取り付ける必要があります。 最大の罠:「まだ使える」Windows 10の放置 ここで最も注意すべきは、社内に Windows 10のパソコンが残っていないか という点です。 Windows 10は、昨年(2025年10月)に無料のサポート期間が終了しています。特別な有償契約を結んでいない限り、今回の重要な「新しい鍵」は配られません。 「インターネットは見られるし、エクセルも動くからまだ大丈夫」 現場でよく聞くお声ですが、鍵が壊れたままの状態で使い続けることは、顧客情報の漏洩や、取引先へのウイルス拡散という「企業の信用問題」に直結します。 経営者が明日からできる「守りのIT」対策 個人の気合や根性に頼るのではなく、組織のルールとして以下の仕組みを動かしましょう。 社内の端末一斉点検: 部署の隅で眠っている共用パソコンなどに、Windows 10が残っていないか至急確認してください。 更新の確実な実行: Windows 11のパソコンは、確実に再起動を行い、最新の「2026年4月」の更新を適用させてください。 ルールと仕組みの見直し: 「誰が、いつ、更新を確認するのか」、属人化しない社内ルール(文化)を定着させましょう。 🛡️ 本日のまとめ: 今月のアップデートは既に悪用されている危険な脅威が含まれています。Windows 10の残存リスクを排除し、早急に安全な環境を仕組み化しましょう。 「うちの会社にWindows 10が何台残っているか、実は正確に把握できていない…」 「毎回社員に『アップデートして』とお願いする運用に限界を感じている」 そう不安...

【新年度の罠】「これからはDXではなくAIだ」に騙されないで!〜“カオスの自動化”を防ぐ、自走する組織の作り方〜

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  4月は「魔法の杖」の営業ラッシュ 山形の経営者の皆様、お疲れ様です。IT経営参謀(テクノガイドヤマガタ)の小出です。 新年度を迎え、新たな目標や予算が動き出す4月。皆様の会社にも「社長、今年度こそ我が社もAIを!」「これからはDXではなくAX(AIトランスフォーメーション)の時代です!」というIT業者からの営業が増えていませんか? しかし、現場で20年以上ITと格闘してきた人間として、私はこの言葉に強い「違和感」と「危機感」を覚えています。 結論から言うと、これは「新しいシステムを売りたいだけ」の危険な罠です。「これを買えば全て解決しますよ」という、かつての魔法の杖幻想となにも変わっていません。 なぜ日本は「デジタル後進国」になってしまったのか? 世界的にDXが進む中、日本の「デジタル競争力ランキング」は年々順位を下げています。なぜ、真面目で技術力のある日本の企業が世界から遅れをとっているのでしょうか? その根本的な原因は、 「IT業者への丸投げ体質」 と 「IT=ただのコスト(修理代)」 という誤解にあります。 「よく分からないから、今年度の予算でプロ(業者)に全部作ってもらおう」 こうして高額なシステムを丸投げで作っても、社内には「なぜそのシステムになったのか」「どう使いこなすのか」というノウハウが一切残りません。結果、現場は使いこなせず、また別の新しいシステム(今はそれがAIと呼ばれています)を業者から買わされる……という悪循環に陥っているのです。 最も危険な「カオスの自動化」 今の状態で、新年度の勢いに任せて流行りの生成AIなどを導入するとどうなるか? 業務の整理整頓(ルール作り)ができていない組織に、AIという超強力なエンジンを搭載しても、 「無駄な作業(カオス)を猛スピードでこなすだけ」 になってしまいます。 AIはあくまで、目的(DX=組織の風土を変えること)を達成するための「インフラ(算盤)」の一つに過ぎません。整理されていないガタガタの道に、F1カーを走らせても事故を起こすだけですよね。朝礼などで社長が「今年はAIだ!」と号令をかける前に、まずは足元の道(業務フロー)を整えることが先決です。 私が「作業の代行」を絶対にお断りする理由 ITは本来、人を幸せにし、働く人を自由にするための道具(論語)であるべきです。 だからこそ、テクノガイド...

【登壇報告】事業承継の壁を越える。山形市霞城倫理法人会で「IT経営参謀」としてお話ししてきました

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山形の経営者・施設長の皆様、こんにちは。 テクノガイドヤマガタ代表の小出康博です。 新年度のスタートとなる2026年4月1日、山形市霞城倫理法人会様の第438回経営者モーニングセミナーにて、講話の機会をいただきました 。 テーマは 『「論語と算盤」で読み解くIT経営 〜遊びを優先した20代から山形の組織を支える「IT経営参謀」へ〜』 。 早朝6時30分からの開催にもかかわらず、熱心にお耳を傾けてくださった皆様、本当にありがとうございました。ちなみに当日は私の11回目の結婚記念日でもあり、感想用紙で温かいお祝いのお言葉をくださった方もいらっしゃいました(帰宅後、妻にしっかり感謝を伝えました!) 。 「IT投資は、社員への思いやり」 講話の中では、私が20年間、組織の「中の人」として実務を回してきた経験 から、IT化を進める際に陥りがちな「理想(算盤)と現実(現場の感情=論語)の壁」についてお話ししました 。 ITは決して「魔法の杖」ではありません 。 ただ高額なシステムを入れるのではなく、「10年・20年後の組織と雇用を守るため」の投資であり、現場で働く社員への「思いやり」なのだというメッセージ に、多くの方が深く頷いてくださいました。 現場から聞こえてきた「リアルな声」と「事業承継の壁」 講話後の名刺交換やいただいた感想用紙から、山形の中小企業が直面している「リアルな痛み」が痛いほど伝わってきました。 「私自身がこの3年、参謀がいなくて苦労しました」 「アナログな者で、ITのことは苦手ですが、又お話をお聞きしたい」 特に今回、皆様と直接お話しして強く感じたのが、 「親から事業承継を受けた二代目・三代目経営者様のIT化の悩み」 です。 先代から続く立派な事業と社員を引き継いだものの、社内の仕組みがアナログのままで非効率。しかし、長年そのやり方で頑張ってきたベテラン社員の「感情」を考えると、急なデジタル化(DX)は進められない…。そんな孤独な葛藤を抱えている後継者の方が非常に多いことに気づかされました。 だからこそ、経営者の想いを汲み取り、現場が納得する言葉に「翻訳」して導入を伴走する「右腕(IT経営参謀)」が求められているのだと、改めて確信しました 。 士業との強力なタッグで、山形の企業を支える また、今回のセミナーでは、社会保険労務士(SR)やファイナンシャルプラン...

【山形の企業向け無料ウェビナー】IT経営参謀の翻訳室:専門用語ゼロでわかるサイバーセキュリティ対策とDXの第一歩

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  山形の経営者・施設長の皆様、こんにちは。 テクノガイドヤマガタ代表の小出康博です。 最近、ある現場からこんなお話を耳にしました。 「社内のDXを進めようとFAXの廃止に踏み切ったけれど、取引先の半分から反対の声が上がって、結局断念してしまった…」 IT化やAI活用が必要なのは分かっている。でも、現実には「取引先との関係」や「現場の慣れ」という大きな壁がある。理想論だけを振りかざすIT業者の提案通りには進まないのが、日々の経営のリアルな「ガタガタ道」ですよね。 私は20年以上、非営利法人のバックオフィス(総務・経理)で「中の人」として実務を回してきました。だからこそ、現場の皆様がITに対して感じる「難しそう」「面倒くさい」「周りの理解が得られない」という本音が痛いほどわかります。 そこで今月から、毎月第3木曜日の午後に、IT担当者不在で悩む企業様へ向けた無料ウェビナー 【経営参謀のIT翻訳室】 をスタートします! お約束するのは 「専門用語を一切使わない」 こと。 横文字だらけのITニュースを、経営の現場ですぐに活かせる言葉に私が「翻訳」してお伝えします。 ☕ 第1回のテーマ(4月16日開催) 生成AIなどの「攻め」のITを安全に活かすためには、まず強固な「守り」の土台が不可欠です。今回は以下の2点を中心に、一緒に考えていきましょう。 「うちには関係ない」が一番危ない? ニュースでよく聞く「IPA 10大脅威」を、山形の中小企業のリアルな現実に翻訳して解説します。 今月のWindows Updateの注意点 現場の業務を止めないための、アップデートとの賢い付き合い方をお伝えします。 📅 開催概要 日時 :2026年4月16日(木)14:00〜14:45 場所 :オンライン(Google Meet) 参加費 :無料 参加方法 :カメラやマイクはオフのままでOKです。お茶を飲みながら、ラジオ感覚でお気軽にご参加くださいね。 ▼ お申し込みはこちらから(1分で完了します) https://forms.gle/7o57chW9aozRCe1J8 (※お申し込み後、参加用URLを自動返信メールにてすぐにお届けします) 【まとめ:組織の淀みを解消する次の一手】 今回のウェビナーでお伝えする内容は、貴社の組織の淀みを解消するためのほんの入り口です。大きなDXやA...

【現場のリアル】「最も強い者」ではなく「変化できる者」が生き残る。山形の介護現場から学ぶDXの真髄

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「変わらなきゃいけない」と分かっているけれど… 山形の経営者の皆様、お疲れ様です。IT経営参謀(テクノガイドヤマガタ)の小出です。 先日、山形県介護生産性向上総合支援センター様が主催された「生産性向上取組成果報告会」に参加してまいりました。県内の介護施設の方々が、どのように業務改善やICT導入に取り組んだかという、血の通った生々しい活動報告です。 その中で、厚生労働省の方の資料の最後に、進化論のダーウィンの言葉が紹介されていました。 最も強いものが生き残るのではなく、 最も賢いものが生き延びるのでもない。 唯一生き残るものは、 変化できるものである IT化やAI活用。やらなきゃいけないのは分かっているけれど、現場には温度差があり、反発もある。そんな「変化の壁」にどう立ち向かえばいいのでしょうか? 報告会で私自身がハッとさせられた、現場の「生の声」を皆様にもおすそ分けします。 ツールを入れる前に「文化と安心」を創る DX(デジタル化)が失敗する一番の原因は「ツールだけ入れて、現場の心をおいてけぼりにすること」です。昨日の報告会では、この壁を乗り越えた素晴らしい知恵が語られました。 「パソコン前」から「利用者様の前」へ (サテライト池幸園様) 記録業務の負担を減らすのは、決してサボるためではありません。入力時間を減らして生まれた精神的な余裕で、本来あるべき「利用者様の前」に立つ時間を増やすためです。 「数値」だけでなく「言葉」にする (ひいなの里様) 改善を進める際、データだけを見るのではなく、現場の課題をしっかり「言語化」することが大切です。また、職員の間に温度差があることを前提とし、一過性の取り組みではなく「文化を醸成する」ことを柱にしたからこそ、定着に繋がったそうです。 徹底して「現場のペース」に寄り添う (南陽の里様) ICT導入の際、全員を集めていきなり説明すると「できなければ辞めるしかない」という極端な不安を生んでしまいます 。そこで、3〜4人の少人数で丁寧に指導し、「間違えても大丈夫!事務所で直せます」と声をかけ続けたそうです 。まずは「終了ボタンを押すだけ」という小さな成功体験を同行訪問で積ませることで 、平均年齢72歳のヘルパーさんたちもスマホ記録ができるようになりました 。専門家から受けた「寄り添い」を、そのまま現場のスタッフへの「寄り添い」に変えた...