投稿

【2026年5月版】Windows Update配信!現場のパソコンを安全に保つ「目に見えない盾」の強化

イメージ
山形の経営者の皆様、こんにちは。テクノガイドヤマガタの小出康博です。 新緑が眩しい季節になりましたが、皆様の現場ではいかがお過ごしでしょうか。大型連休も明け、ようやく本格的に業務が回り始めたこの時期、パソコンの「健康診断」とも言える大切なお知らせが届きました。 昨日、2026年5月の Windows Update が配信されました。今月は、現場の安全を守る「守り」と、作業のイライラを解消する「攻め」の両面で重要な内容が含まれています。 1. 守りの強化:目に見えない「戸締まり」の再確認 今回のアップデートでは、合計で8件の 「緊急」 とされるセキュリティ修正が含まれています。 「セキュリティ修正」と言うと難しく聞こえますが、要は 「建物の裏口に、泥棒が簡単に入り込める隙間が見つかったので、新しい頑丈な鍵を取り付ける作業」 だと考えてください。 特に最近は、地方の中小企業やNPO法人を狙ったサイバー攻撃も増えています。「うちは小さいから大丈夫」という油断が、大切な顧客情報や法人の信用を損なうリスクに直結します。このアップデートは、皆様の組織を守るための「目に見えない盾」を強化するものです。 2. 攻めの改善:現場の「イライラ」を仕組みで解消 もう一つ、今月の注目すべき点は 「動作の安定性」 です。 一部のパソコンで発生していた「BitLocker回復画面」という、青い背景の難しい画面が突然出てしまう不具合への対策が含まれています。業務中にこうしたトラブルが起きると、現場の手が止まり、担当者のストレスは計り知れません。 ITは本来、人を幸せにするための道具です。道具の不具合で現場が疲弊するのは本末転倒です。今回のアップデートを適用しておくことで、こうした「突発的なトラブル」を未然に防ぎ、淀みのない業務の流れを作る一助となります。 3. 経営者・管理者として、どう動くべきか 「アップデートをしておいてください」と指示を出すだけでは、現場は動きません。なぜなら、更新には時間がかかり、一時的に作業が止まってしまうからです。 ここで大切なのは 「仕組み化」 です。例えば、 「お茶飲みの休憩時間に合わせて更新ボタンを押す」という習慣を作る 「毎週水曜日はパソコンをシャットダウンして帰る」といった共通ルールを設...

【2026年4月版】山形サイバー防災レポート:働き盛りを襲う「SNS詐欺」とGW前のスマホの罠

イメージ
山形の経営者の皆様、毎日現場の最前線でのお仕事、本当にお疲れ様です。皆様の「デジタル右腕」こと、テクノガイドヤマガタの小出です。 いよいよゴールデンウィーク(GW)ですね。「やっと少し休める」とホッとされている方も多いと思います。しかし、私たちが一息つくこの連休前後のタイミングこそ、泥棒(サイバー犯罪者)たちにとっては「1年で一番の稼ぎ時」なのです。 今月からスタートする 「山形サイバー防災レポート」 では、山形県警察本部から日々送られてくる注意喚起を、IT経営参謀の目線で「山形の現場のリアル」に翻訳してお届けします。社長、お茶でも飲みながら、自社の「足元の防犯点検」にお付き合いください。 🚨 今月の山形ワースト被害:お年寄りだけじゃない!働き盛りの「SNS詐欺」 「詐欺なんて、うちの若い社員には関係ないよ。騙されるのはお年寄りだけでしょ?」 もしそう思っているなら、それは非常に危険な 「茹でガエル」 状態です。今月、山形県内で最も猛威を振るい、桁違いの被害を出しているのは、実は20代〜50代もターゲットになっている 「SNS型投資詐欺」 や 「副業詐欺」 です。 警察からの直近のデータを見ると、背筋が凍るような実態が見えてきます。 山形市の40代男性: 動画サイトの広告からLINEグループに招待され、 約899万円 を騙し取られました。 上山市の20代女性・山形市の40代女性: 暗号資産の投資話などで、それぞれ 約465万円、約271万円 という多額の被害に遭っています。 白鷹町の50代女性: SNSの「動画を見たら5000円もらえる」という副業広告から、指導料名目で 90万円 を騙し取られました。 これらは氷山の一角です。将来の不安や「生活を少しでも楽にしたい」という、真面目に働く現役世代の心理をプロの犯罪グループが巧みに突いています。もし大切な社員が数百万円の借金を背負ってしまったら……現場の空気はどうなるでしょうか。これは決して「対岸の火事」ではない、組織のリスクなのです。 🎣 GWに急増する罠:会社のスマホに届く「フィッシング詐欺」 連休中にもう一つ警戒すべきなのが、メールやSMS(ショートメッセージ)を使ったフィッシング詐欺です。連休中の気の緩みを狙って、宅配業者やAmazon、銀行を装っ...

補助金がない業界の落とし穴。「ITは関係ない」と笑う社長が直面する「茹でガエル」の恐怖

イメージ
山形の経営者の皆様、毎日現場の最前線でのお仕事、本当にお疲れ様です。皆様の「デジタル右腕」こと、テクノガイドヤマガタの小出です。 最近、経営者の皆様とお茶を飲みながらお話ししていると、業界によって「ITに対する熱量」が全く違うことに気づきます。 例えば、介護業界(処遇改善加算)や建設・製造業など、国からの補助金や制度変更の波(アメとムチ)が押し寄せている業界は、必死にIT化を進めています。 一方で、そういった国の制度が特にない業界の社長からは、こんな言葉をよく聞きます。 「うちはITなんて関係ないよ。現場は今のやり方で回っているから」 「パソコンのことは全部、事務の〇〇さんに任せているから大丈夫!」 お気持ちは痛いほど分かります。日々の資金繰りや人材不足への対応で精一杯なのに、見えない「IT」にまで気を回す余裕なんてありませんよね。 でも、少しだけおせっかいを言わせてください。 「とりあえず回っている」……それ、本当に大丈夫でしょうか? 見えない時限爆弾①:「〇〇さんに任せている」という極限の属人化 「パソコン関係は、詳しい〇〇さんに全部丸投げしている」 実はこれ、会社にとって 最も危険な時限爆弾 です。 想像してみてください。もし明日、その〇〇さんが急病で1ヶ月休むことになったら? あるいは、突然退職してしまったら? 「パスワードが分からない」「給与計算のやり方が分からない」「お客様への請求書が出せない」。会社が文字通り「ストップ」してしまいます。 これは「任せている」のではなく、会社の大動脈をたった一人の個人に「依存」している状態です。特定の人がいないと回らない属人化の極みは、いつか必ず爆発する時限爆弾です。 見えない時限爆弾②:じわじわと進む「茹でガエルの恐怖」 もう一つの罠が「目に見えるトラブルがない」ことです。 カエルを水に入れてゆっくり熱していくと、熱湯になっていることに気づかず茹で上がってしまう……という有名なお話があります。 「うちは関係ない」と昔ながらのアナログなやり方を続けている間にも、ライバル企業は少しずつITを使って「無駄な残業の削減」や「お客様への素早い対応」を進めています。 数年後、「よし、うちもITを入れよう!」と気づいた時には、すでに追いつけないほどの圧倒的な差(コスト競争力や人材採用力)が開いてしまっている。これが「茹でガエル」の本...

【2026年4月版】Windows Update配信:山形の企業を狙う脅威と「Win10放置」の罠

イメージ
山形の皆様、新年度のバタバタも少し落ち着いてきた頃でしょうか。IT経営参謀ことテクノガイドヤマガタです。 今月もマイクロソフトからWindows Update(月に一度の防犯点検)が配信されました。 結論から申し上げますと、 今月のアップデートは「後回し厳禁」の非常に危険な内容 が含まれています。 すでに「泥棒」は町内に潜んでいます 今月の更新では、160件を超える弱点(脆弱性)の修正が行われました。中には「更新プログラムが配信される前から、すでに悪用されている手口」も含まれています。 例えるなら、「お店の裏口の鍵の壊し方が泥棒の間で出回っており、すでに被害が出始めている状態」です。早急に新しい鍵(アップデート)を取り付ける必要があります。 最大の罠:「まだ使える」Windows 10の放置 ここで最も注意すべきは、社内に Windows 10のパソコンが残っていないか という点です。 Windows 10は、昨年(2025年10月)に無料のサポート期間が終了しています。特別な有償契約を結んでいない限り、今回の重要な「新しい鍵」は配られません。 「インターネットは見られるし、エクセルも動くからまだ大丈夫」 現場でよく聞くお声ですが、鍵が壊れたままの状態で使い続けることは、顧客情報の漏洩や、取引先へのウイルス拡散という「企業の信用問題」に直結します。 経営者が明日からできる「守りのIT」対策 個人の気合や根性に頼るのではなく、組織のルールとして以下の仕組みを動かしましょう。 社内の端末一斉点検: 部署の隅で眠っている共用パソコンなどに、Windows 10が残っていないか至急確認してください。 更新の確実な実行: Windows 11のパソコンは、確実に再起動を行い、最新の「2026年4月」の更新を適用させてください。 ルールと仕組みの見直し: 「誰が、いつ、更新を確認するのか」、属人化しない社内ルール(文化)を定着させましょう。 🛡️ 本日のまとめ: 今月のアップデートは既に悪用されている危険な脅威が含まれています。Windows 10の残存リスクを排除し、早急に安全な環境を仕組み化しましょう。 「うちの会社にWindows 10が何台残っているか、実は正確に把握できていない…」 「毎回社員に『アップデートして』とお願いする運用に限界を感じている」 そう不安...

【緊急警告】取引先から切られる前に。経産省の新ルール「SCS評価制度」の罠と正しい備え方

イメージ
あなたの会社のセキュリティは「星いくつ」ですか? 山形の経営者の皆様、お疲れ様です。IT経営参謀(テクノガイドヤマガタ)の小出です。 先週のブログでは、新年度に増える「AI導入の甘い罠」についてお話ししました。しかし、実はこの4月、もう一つ皆様の会社を揺るがすかもしれない 「大きなルールの変化」 が国から発表されたのをご存知でしょうか? 3月27日、経済産業省から サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(SCS)」 の制度構築方針 が公表されました。 簡単に言うと、飲食店のレビューサイトのように、 「企業のセキュリティ対策レベルが星(★1〜★5)で格付けされる時代」 がやってくるということです。 「星3つ(★3)」がないと、大企業から発注が来なくなる? なぜ今、国がこのような制度を作ったのでしょうか。 それは、サイバー攻撃の標的が「大企業の強固なシステム」から、「セキュリティの甘い取引先(中小企業)」を踏み台にする手口へと完全に移行しているからです。 この制度が本格稼働すると、大企業や中堅企業は、取引先である中小企業に対して 「最低でも★3を満たしていないと、怖くて発注できない(=取引停止)」 という厳しい基準を設けるようになります。 つまり、セキュリティ対策はもはや「IT担当者の仕事」ではなく、会社の存続に関わる「直近の経営課題」になったのです。 危険!ベンダーの「星取りコンサル」に騙されるな ここで、私がIT経営参謀として最も危惧していることがあります。 それは、このニュースを盾にしたIT業者による 「うちの高額なツールを入れれば★3が取れますよ!」という営業ラッシュ(罠) です。 現場の運用ルールや社員の意識(論語)が伴っていないのに、高いツール(算盤)だけを買って「カオス」を放置しても、セキュリティは絶対に守れません。それは単なる「星をお金で買う」行為であり、いざという時に全く機能しないハリボテの防御です。 中小企業が今すぐやるべき「3つの備え」 高額なツールを買わされる前に、まずは以下の「足元の整理整頓」から始めましょう。 現在地の把握(無料から始める) まずは、IPA(情報処理推進機構)が推奨する「SECURITY ACTION」の一つ星・二つ星の自己宣言など、お金をかけずにできる体制づくりから始めましょう。 デジタル資産の棚卸しと大掃除...

【新年度の罠】「これからはDXではなくAIだ」に騙されないで!〜“カオスの自動化”を防ぐ、自走する組織の作り方〜

イメージ
  4月は「魔法の杖」の営業ラッシュ 山形の経営者の皆様、お疲れ様です。IT経営参謀(テクノガイドヤマガタ)の小出です。 新年度を迎え、新たな目標や予算が動き出す4月。皆様の会社にも「社長、今年度こそ我が社もAIを!」「これからはDXではなくAX(AIトランスフォーメーション)の時代です!」というIT業者からの営業が増えていませんか? しかし、現場で20年以上ITと格闘してきた人間として、私はこの言葉に強い「違和感」と「危機感」を覚えています。 結論から言うと、これは「新しいシステムを売りたいだけ」の危険な罠です。「これを買えば全て解決しますよ」という、かつての魔法の杖幻想となにも変わっていません。 なぜ日本は「デジタル後進国」になってしまったのか? 世界的にDXが進む中、日本の「デジタル競争力ランキング」は年々順位を下げています。なぜ、真面目で技術力のある日本の企業が世界から遅れをとっているのでしょうか? その根本的な原因は、 「IT業者への丸投げ体質」 と 「IT=ただのコスト(修理代)」 という誤解にあります。 「よく分からないから、今年度の予算でプロ(業者)に全部作ってもらおう」 こうして高額なシステムを丸投げで作っても、社内には「なぜそのシステムになったのか」「どう使いこなすのか」というノウハウが一切残りません。結果、現場は使いこなせず、また別の新しいシステム(今はそれがAIと呼ばれています)を業者から買わされる……という悪循環に陥っているのです。 最も危険な「カオスの自動化」 今の状態で、新年度の勢いに任せて流行りの生成AIなどを導入するとどうなるか? 業務の整理整頓(ルール作り)ができていない組織に、AIという超強力なエンジンを搭載しても、 「無駄な作業(カオス)を猛スピードでこなすだけ」 になってしまいます。 AIはあくまで、目的(DX=組織の風土を変えること)を達成するための「インフラ(算盤)」の一つに過ぎません。整理されていないガタガタの道に、F1カーを走らせても事故を起こすだけですよね。朝礼などで社長が「今年はAIだ!」と号令をかける前に、まずは足元の道(業務フロー)を整えることが先決です。 私が「作業の代行」を絶対にお断りする理由 ITは本来、人を幸せにし、働く人を自由にするための道具(論語)であるべきです。 だからこそ、テクノガイド...

【登壇報告】事業承継の壁を越える。山形市霞城倫理法人会で「IT経営参謀」としてお話ししてきました

イメージ
山形の経営者・施設長の皆様、こんにちは。 テクノガイドヤマガタ代表の小出康博です。 新年度のスタートとなる2026年4月1日、山形市霞城倫理法人会様の第438回経営者モーニングセミナーにて、講話の機会をいただきました 。 テーマは 『「論語と算盤」で読み解くIT経営 〜遊びを優先した20代から山形の組織を支える「IT経営参謀」へ〜』 。 早朝6時30分からの開催にもかかわらず、熱心にお耳を傾けてくださった皆様、本当にありがとうございました。ちなみに当日は私の11回目の結婚記念日でもあり、感想用紙で温かいお祝いのお言葉をくださった方もいらっしゃいました(帰宅後、妻にしっかり感謝を伝えました!) 。 「IT投資は、社員への思いやり」 講話の中では、私が20年間、組織の「中の人」として実務を回してきた経験 から、IT化を進める際に陥りがちな「理想(算盤)と現実(現場の感情=論語)の壁」についてお話ししました 。 ITは決して「魔法の杖」ではありません 。 ただ高額なシステムを入れるのではなく、「10年・20年後の組織と雇用を守るため」の投資であり、現場で働く社員への「思いやり」なのだというメッセージ に、多くの方が深く頷いてくださいました。 現場から聞こえてきた「リアルな声」と「事業承継の壁」 講話後の名刺交換やいただいた感想用紙から、山形の中小企業が直面している「リアルな痛み」が痛いほど伝わってきました。 「私自身がこの3年、参謀がいなくて苦労しました」 「アナログな者で、ITのことは苦手ですが、又お話をお聞きしたい」 特に今回、皆様と直接お話しして強く感じたのが、 「親から事業承継を受けた二代目・三代目経営者様のIT化の悩み」 です。 先代から続く立派な事業と社員を引き継いだものの、社内の仕組みがアナログのままで非効率。しかし、長年そのやり方で頑張ってきたベテラン社員の「感情」を考えると、急なデジタル化(DX)は進められない…。そんな孤独な葛藤を抱えている後継者の方が非常に多いことに気づかされました。 だからこそ、経営者の想いを汲み取り、現場が納得する言葉に「翻訳」して導入を伴走する「右腕(IT経営参謀)」が求められているのだと、改めて確信しました 。 士業との強力なタッグで、山形の企業を支える また、今回のセミナーでは、社会保険労務士(SR)やファイナンシャルプラン...